市民はねじを巻く

市民はねじを巻くにようこそ。今日も誰かのねじを静かに巻いています。

仕事にドラマや情熱は必要か?

「仕事にドラマや情熱はいらない」

村上春樹エッセイ『職業としての小説家 (新潮文庫)』の一説から。

 

やるべき仕事(作業)にドラマはいらない。その通りだ。ドラマなんていらないよね、冷静に考えて。

普段の仕事にだって、ほとんどドラマはないよ。打ち合わせまでの道のりは面倒だし、全体公約を考えてセッティングもしなりゃならない手間があるし、資料作りも何度も直しが入って嫌な気持ちになる。振り返ってみれば、新たな気付きが得られてたなんて思うところはあれど、その最中は嫌なことを噛み締めて作業をしてきた。

WebライティングやSEOだってそうだ。というか、現職以上にそういう仕事だ。作業に成長は限りなくない。戦略や関連知識を覚える部分については後に活かせる分野ではあると思うけど、やっていて楽しいとか、そういう分野からは限りなく離れている。しかし、やればそれだけ結果はついてくる。

いまは何故か上手く動いてはいる。なぜ上手く動いているかと言えば、奇しくも数年やってきた社会人生活が役にたっているのであろう。小さな作業についても責任というか、そういうものが芽生えていたのかもしれない。

 ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫) 』の主人公が言っていた「文学的雪かき」これにつきる。WebライティングやSEOは草むしりや雪かきを淡々とできる人間が、後に残る。大きな野望は抱かず、かといって絶望もない、余分なものは求めない、そんな人物。  

 

もちろん誰に向けて、何に向けてのに草むしりかによって、文章へ向かうところへの態度は大きく変わるだろうけど。

職業としての小説家 (新潮文庫)

職業としての小説家 (新潮文庫)

 
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

 
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)